SSブログ
-| 2020年08月19日 |2020年08月20日 ブログトップ

父倒れる [心原性脳塞栓急性期、大動脈解離]

12時頃、廊下にいた私は、2階からうめき声の様なものが聞こえて、慌てて駆け上がった。
そうしたら、物置部屋になっている一室で、父が倒れていた。
猛暑で閉め切っていた物置部屋はものすごい暑さで、父の衣服は上下ともにびっしょり濡れていた。
涎を垂らしながら、父は、探し物をしていて倒れたと言った。

私は、1階に降りるとすぐさま119番に通報。電話で父の様子を話した。
私は濡れたタオルと水を持ってあがり、父の首の後ろにタオルを当てた。
父は力を入れる事ができず水を飲ませる事は無理だった。
まもなく救急車は音を鳴らしながら到着した。
救急隊員が父の血圧やら測っていた。
タオルを下さいと言われたので、2枚渡した。
すぐ病院に連れていくのかと思いきや、熱中症だろうかとか何とか話し合っている。
そして、A病院に行きますと行って、父を担架で運んで母が救急車に同乗した。

私は、車でA病院に行った。
母が待合室で座っていた。
検査室に入ったままだという。
待っている間、母と熱中症だろうと希望的観測を話し合っていた。
この時、私はスマホを忘れてしまっていた。
後で考えると、脳梗塞を予想して、情報を収集しておくべきだった。

検査室に呼ばれた。
父が台に横たわっていた。意識はあった。
K医師によると、脳梗塞でまだ検査中だけれど、心臓の不整脈から血栓が飛んで右脳の補助運動野という所に詰まったという事だった。
画像を見ると、右後頭部にも白い影があったので、K医師に聞いてみたが、それは大したことはないと言われた。
早い話、時間切れでt-PA治療で血栓を溶かす事もできず、カテーテルを使って血管の詰まりを取る血管内治療は出血のリスクが高くて出来ないという事だった。
父の健康な姿を見たのは、母が10時ごろに整形外科に行く時なので、10時から3時間以上経っているから無理だという。
しかし、家に帰ってきてネットで調べると、一般的には4.5時間だと書いている。3時間は古いやり方だったのだ。
K医師が、他の医師には血栓を溶かす薬を(この段階でも)やる人もいるけれど、私はしないと言っていた意味がわかった。
t-PA治療を無理を言ってでもやってもらえば良かった。
父の後遺症が重そうなので(これを書いているのは8月23日)特にそう思う。
のん気に熱中症だと思っていて何の対策もうっていなかった自分、古いやり方をやっているA病院とK医師を責める気持ちが湧いてきて辛い。
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:健康
-| 2020年08月19日 |2020年08月20日 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。