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入院四十二日目 [心原性脳塞栓急性期、大動脈解離]

今日は、予約した床屋に行く前の父に会えた。

ノートでコミュニケーションを取るのが当たり前になった。

父「〇〇さんが入院しているようです。」

そんなはずはないので、私「そっくりさんじゃない?」

父「特徴がハッキリしているの人なので、見違えることはないです。」

ずいぶん、意識がはっきりしてきたようだ。

ただ、私は高次脳機能障害の本を沢山読み過ぎたせいで、見違えることはないです。の「。」が「!」に見えてしまった。父のプライドを傷つけてしまったと思ったのだ。穿ち過ぎだろうか。私は生真面目なので、こういう事を真剣にとらえてしまう。適当に流す事が苦手だ。こういう勘違いにそうなんですね~と適当に流す余裕がある人になりたい。



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入院四十日目父が歩いた! [心原性脳塞栓急性期、大動脈解離]

父が車いすを押しながら歩いてきた。父が歩いているのを見るのは、脳梗塞で倒れた日以来だ。感激で胸が熱くなる。ノートに「家にお見舞いに来てくれたSさんにハガキを出したいから持ってきて欲しい」と父。手紙でSさんが来てくれた事を教えていたのだが、覚えてくれていたのだ!右脳が半分以上梗塞している人とは思えない。しっかりしている。床屋に行くだんどりとかして、最後に父は母とハイタッチをして別れた。退院後の生活がイメージできるようになった。嬉しい

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入院三十八日目 [心原性脳塞栓急性期、大動脈解離]

今日も父と会えなかったが、看護師さんが良い事を教えてくれた。

父が新聞も手紙もちゃんと読んでいてくれている事をだ。

メガネをかけてちゃんと読んでいるらしい。

これは、聞こうと思えば聞けたんだけれど、怖くて聞けなかった事だ。

だから、看護師さんから言ってくれて嬉しかった。

なんか、治った気すらする。嬉しい!

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入院三十六日目 [心原性脳塞栓急性期、大動脈解離]

今日も父に会えなかった。

今日、山田規畝子著の「壊れた脳 生存する知」「高次脳機能障害者の世界」を読み終わった。山田規畝子さんは元医師で、この出版の時点で3度の脳出血起こして高次脳機能障害と診断された方で、障害を克服してきた過程を著書に書いて注目されている方である。これらの本で分かったのは、高次脳機能障害は治る治らないの二択の障害ではなく、少しづつでも確実に回復していくという事実。また最初の2年で回復は著しくその後も回復が見込めるという事。あと本人が障害の自覚をする事が大事だという事。自覚をするから対策が出来る。あと、話をじっくり聞くという事の重要性。これらの事が印象に残った。

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入院三十三日目 ドラマの撮影? [心原性脳塞栓急性期、大動脈解離]

今日病院に行くと、玄関に人が群がっていた。有名人でも退院するんだろうか?と通り過ぎたら、遠くの駐車場に誘導された。遠くの駐車場から玄関に歩いていくと、カメラがバシバシ炊かれて「〇×△〇×△〇×△ですかー?!」という罵声が聞こえる。芸能人か政治家が退院するのにマスコミが群がっている構図か?と思い近づくとドラマの撮影だった。有名人がいるかなと覗いてみたけど見当たらなかった。父とは会えず。

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入院三十二日目 [心原性脳塞栓急性期、大動脈解離]

今日は、一昨日に続き父に会えた。

昼、食事を9割食べる事が出来たらしい。着実に良くなってきている。良かった。

ノートに「家に帰らう!」「〇〇の俺を生んだ人も同じ病室にいるのかな?」お祖母さんの事?「〇〇のおばあさん。」私がお祖母さんはもう亡くなったよ。と言うと、狼狽している。混乱した父の中では、まだお祖母さんは生きていたようだ。焦ってごめんなさいと背中をさする。「何日?」と聞いてくるので、私が10歳の頃亡くなったと伝える。「どうも俺と顔が似ている人がいる。ひどく似ている。」と書いてくるので、看護師さんに似ている人が病室にいるのか聞くと?〇〇さんかな?というので、その人似ているんですか?と聞くと、そんなに似ているわけでもないという。実際の所どうなんだろう?会ってみたい。


しかし、混乱している父にお祖母さんが亡くなった事を言わなくても良かったと思う。

ただ、その時は、事実を言わないで誤魔化す事は、父を子供の様に扱っているようで出来なかったのだ。

でも、父の状況を気遣って言わないのは子供扱いとは違うと今は思う。これからは気を付けたい。

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入院三十日目 K医師 MSW 父と会う [心原性脳塞栓急性期、大動脈解離]

今日は、K医師とNソーシャルワーカー(以下MSW)と父と面談の日。

K医師の説明に父も同席した。父の大動脈は、普通傷が3週間で閉じる所がまだ閉じていないらしく、まだリハビリを積極的にできなくて、脇を抱えてもらって歩く練習くらいに留まっているらしい。あと、お昼だけリハビリの先生がついて食事をしているらしい。毎回口から食べている訳ではなかった。


あとMSWの方からは、次の転院先を選ぶために、回復期のリハビリテーション病院のリストを見せられた。その中から、地域リハビリテーション支援センターに指定されている病院と、我が家から10分で行ける病院を選んだ。見学に行って選びたいところだが、コロナが蔓延している今、口コミと近所という事しか選ぶ選択肢がない。あと、収入とか介護人数とか聞かれた。私が主介護者なので、私の力で父を介護出来るレベルまでには、父が回復できる様(地力でベッドから車いすやトイレに移動できるとか)を希望しておいた。父は痩せていても身長があるので、私一人の力で動かすのは限界があるのだ。

回復期リハビリテーション病院を退院してから、まだ病院でリハビリ出来るか(その場合どの病院でやるのか)尋ねてみた。今の「症状」がリハビリで訓練して残ったのが「障害」といって、障害として残ってしまう目安が半年と言われていて、それ以降もまだリハビリで回復が見込める場合は少ないという話だった。その場合は愛和病院でリハビリが出来るという。だから、回復期リハビリテーションを近所にする必要はあまりない。でも、手紙を持って行くために、近場を選んだ。

K医師の説明の前だが、父はというと何か言いたそうで、私が持っていたノートを取って、字を書き始めた。

「入院直前、座っていても不安定になり、頭をぼこぼこ打っていたが、脳梗塞の前兆か。頭をぼこぼこ打たなければ脳内は大丈夫だったのかな?」

漢字の書き間違いは、直前の直が最後の一画がないだけで、後は全部ちゃんと書いてある。脳梗塞が、心源性脳梗塞で不整脈のせいで心臓から血栓が脳に飛んだ事を知らなかった(理解していなかった)のだ。医師が看護師に後で説明しておくように言っていた。目つきが前に2回会った時よりも、しっかりしていて意思を感じた。私の知っているお父さんが、いなくなってしまった訳ではないと確信した。嬉しい!


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入院二十九日 [心原性脳塞栓急性期、大動脈解離]

今日も会えなかった。ご飯は1割しか食べられなかったらしい。

そして、帰る途中でスマホが鳴った。

病院からで、万が一の事が頭に浮かんで心臓がキュッとなる。

内容は、明日担当医師と面談があるとの事。

今、「身近な人が脳梗塞・脳出血になったときの介護と対策」という本を読んでいる途中だけれど、明日に備えて読み終わらなければ。

 


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入院二十八日目 [心原性脳塞栓急性期、大動脈解離]

今日も会えなかった

看護師さんも、父についてそう変わった所はないという話。

食事はもう全部食べられるか聞いたら、まだとの事。

言語?療養師さんがついて、嚥下の訓練もしてるらしい。

新しい話はなかった。

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入院二十七日目 [心原性脳塞栓急性期、大動脈解離]

今日も手紙と写真を届けてきた。

今日は、入院の費用も払ってきた。保険外が3万円以上ある。これで半月分だ。

厳しいな。

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