入院二十四日目 入院は天国の様 [心原性脳塞栓急性期、大動脈解離]
今日行ったら、看護師さんが父を連れてきてくれた。
前よりは明るい顔をしていた。
熱も下がったらしい。
会計の心配をしたり、見舞いの心配をしたりしていた。
大丈夫だと安心させる。
でも呂律が回らないので、言っている事全部が分かるわけでもなく、あれこれ考えていると、そうだ筆談できるんだっけと思い出し、ノートを用意した。
「入院していのは、天国にいるようなもの」
と書いてきた。
てっきり、一人で寂しい思いをしているとばかり思っていたから、この言葉は意外だった。
孫の様な看護師さんたちに優しくされて、父は幸せの様だ。
状況判断が怪しかったりして、前の父には全然戻っていないのが寂しいけど(戻らないんだろうけど)、父が幸せならそれでいいのかと思い直した。