入院二十六日目 [心原性脳塞栓急性期、大動脈解離]
今日も父に手紙を届けに行ったけれど、また子供の使いになって渡しただけになってしまった。
父の様子を聞かなかったのだ。聞かれないと言わない看護師もどうよとも思うが、まあ私が悪い。
疲れていたからという言い訳はできるけど、でもだめだめすぎる。
入院二十四日目 入院は天国の様 [心原性脳塞栓急性期、大動脈解離]
今日行ったら、看護師さんが父を連れてきてくれた。
前よりは明るい顔をしていた。
熱も下がったらしい。
会計の心配をしたり、見舞いの心配をしたりしていた。
大丈夫だと安心させる。
でも呂律が回らないので、言っている事全部が分かるわけでもなく、あれこれ考えていると、そうだ筆談できるんだっけと思い出し、ノートを用意した。
「入院していのは、天国にいるようなもの」
と書いてきた。
てっきり、一人で寂しい思いをしているとばかり思っていたから、この言葉は意外だった。
孫の様な看護師さんたちに優しくされて、父は幸せの様だ。
状況判断が怪しかったりして、前の父には全然戻っていないのが寂しいけど（戻らないんだろうけど）、父が幸せならそれでいいのかと思い直した。
入院二十三日目 ICカード（テレビカード） [心原性脳塞栓急性期、大動脈解離]
今日は、父が熱を出したらしく会えなかった。
昨日、父が「エール」（NHKの朝ドラ）を見たいと書いてきたせいで、テレビが見られる状況なんだと気づき、看護師さんに父がテレビを見たいかどうか聞いてもらった。その結果、見たいと言うので、テレビのカードも手紙と一緒に渡す事にした。
それまでは、父がテレビを見られる状況にないと勝手に思い込んでいたのだ。
耳が遠くて、字幕でないとテレビが見られないのもそれに拍車をかけていた。（病院のテレビでも字幕で見られるらしい）
まだまだ、父の状況を把握できてないんだなと感じた。
あとは、母と写した写真も渡した。少しでも味気ない病院暮らしが潤ってくれるといいなあ。
入院二十二日目 父からのメッセージ [心原性脳塞栓急性期、大動脈解離]
今日も父とは会えなかったが、父からのメッセージが、私たちが前に送った封筒に書かれてきた。 〇〇の家に行ってご飯を食べよう。うまくするとNHK朝ドラ「エール」が見られるかもしれない。〇子（私の名前）に車 無理 〇〇（母の名前）へ 妻 と書いてあった。 朝と無と車の字は、一部が書かれていない不完全な文字だった。（〇の字の中はちゃんとした漢字が書かれている。）あとは、エールの括弧まで丁寧に父らしい几帳面さで書かれていた。 私の運転する車に乗って家に帰ってご飯食べて、再放送のエールも見られるかもしれないけど無理だろうな。という意味か。 父が脳梗塞の上に大動脈解離になって悲嘆にくれて居ると思っていたから、意外とのんきそうな文面に安心した。 神経質な父にとって、自分の大動脈が解離したままの状態で生活していくというのは、どれだけの苦痛だろうかと心配していたのだ。良かった。でも、家に帰りたがっているのは胸が痛む。
入院二十一日目 [心原性脳塞栓急性期、大動脈解離]
今日も父と会えなかった。
看護師さんが、父に欲しい物があるかどうか聞いたら
父の返事は、
「家に帰りたい。」
だったとらしい。
そりゃ帰りたいだろうなあ。でも堪えてリハビリ頑張って欲しい。
看護師さんが、父に欲しい物があるかどうか聞いたら
父の返事は、
「家に帰りたい。」
だったとらしい。
そりゃ帰りたいだろうなあ。でも堪えてリハビリ頑張って欲しい。
入院二十日目 母の帯状疱疹事件 [心原性脳塞栓急性期、大動脈解離]
今日は、母の水ぶくれを診てもらいに、K病院に行った。
母は、5、6年前に帯状疱疹に罹っており、水ぶくれというのが妙に引っかかったのだ。
だが、ただのひっかき傷で帯状疱疹ではないとの結果。
一安心。
父には、また会えなかった。
食事はまだ管で入れているけれど、日中体を起こしているし、車いすにも乗っているし、リハビリもベッド上で頑張ってるとの事。
がんばれお父さん！
母は、5、6年前に帯状疱疹に罹っており、水ぶくれというのが妙に引っかかったのだ。
だが、ただのひっかき傷で帯状疱疹ではないとの結果。
一安心。
父には、また会えなかった。
食事はまだ管で入れているけれど、日中体を起こしているし、車いすにも乗っているし、リハビリもベッド上で頑張ってるとの事。
がんばれお父さん！
入院十九日目 [心原性脳塞栓急性期、大動脈解離]
今日も、父の所に手紙と新聞を持って行った。
だが、残念ながら会えなかった。
荷物を取りに来てくれた看護師さんに父の肺炎はどうなったか聞いてみた。
担当の看護師さんではないらしく、分からないから電話で聞いてくれた。
肺炎の抗生剤の点滴は先月の31日に終わっていて、今は薬を飲んでいるらしい。
良くなってきているとのこと。一安心。
だが、残念ながら会えなかった。
荷物を取りに来てくれた看護師さんに父の肺炎はどうなったか聞いてみた。
担当の看護師さんではないらしく、分からないから電話で聞いてくれた。
肺炎の抗生剤の点滴は先月の31日に終わっていて、今は薬を飲んでいるらしい。
良くなってきているとのこと。一安心。
入院十八日目 [心原性脳塞栓急性期、大動脈解離]
今日も、手紙と新聞を持って病院に行った。会える確率を高くするために2時丁度に行った。
40分くらい待たされて結局父とは会えなかった。
父の様子を聞いたが、担当の看護師さんではなかったので、後で電話をくれるとの事。
7時に電話が来た。
父と会えなかったのは、具合が悪かったのではなくて、リハビリの時間と被ったかららしい。
良かった！
手紙も読んでいるし、筆談は出来るし、ナースコールは出来る時が増えてきたと看護師さん。
今日は会えなかったけれど、確率的には2時から3時までの時間がやっぱり一番会えそう。
明日は、父は日中に体を起こしているのか聞いてみよう。
40分くらい待たされて結局父とは会えなかった。
父の様子を聞いたが、担当の看護師さんではなかったので、後で電話をくれるとの事。
7時に電話が来た。
父と会えなかったのは、具合が悪かったのではなくて、リハビリの時間と被ったかららしい。
良かった！
手紙も読んでいるし、筆談は出来るし、ナースコールは出来る時が増えてきたと看護師さん。
今日は会えなかったけれど、確率的には2時から3時までの時間がやっぱり一番会えそう。
明日は、父は日中に体を起こしているのか聞いてみよう。
